焼肉cup 第5回身内松川vgカバレージ 決勝
こちら第5回の決勝カバレージです。
完全身内向けなので身内ノリやカード名を略しています。ご了承ください。
負けが優勝するルールですがこのブログでは普通のルールに基づいた勝ち負けで書きます。
押し出しやソウルは書くとまとまりが悪くなるので省きます。
銀河竜炎発売直後、環境は『メサイア』と『かげろう』の2クランが引っ張っていく形となった。
そんな中行われたこの松川では筆者が驚くほどに毎度様々なアーキタイプが存在し強者達が優勝を掻っ攫おうとしているのだ。
そして今回はデッキ変更の変則ルール等もありながらも見事決勝に進出した2人の試合にスポットライトを当てていくとしよう。
1人目は歴代本戦出場記録1位タイで他を寄せ付けない卯っパーである。
前回も優秀な成績を収め歴代本戦出場回数1位の実力は誰しもが認めている。
予選はブラドバスター⇒クラレットソードと2つのデッキを使っていたが本戦でのデッキはオバロxと判明している。独特のチューンをするビルダーの一面を活かしたファイトが期待されている。
対するは第一回松川優勝者であるゆうごだ。
身内松川で史上初の2冠のリーチがかかっており注目を集めている選手だ。
「俺はアーシャで行く。」
その言葉と共に予選を乗り越え決勝に来た彼のアーシャの想いは並大抵のものではない。
使用デッキはもはや言うまでもないだろう。
ゆうご「俺絶対に負けねぇから!」
卯っパー「いや、勝つのは僕です!」
お互い負けられない一戦。泣いても笑っても最後の1ゲーム。互いの未来を決する勝負。
全てを焼き尽くす黙示録の炎による圧倒的な一撃か
はたまた希望を紡ぐ優艶の華の超強力な連撃か
今、物語が動き出す。
今回の使用デッキ
卯っパー:オバロx
ゆうご:アーシャ
このマッチアップは基本的に先行を取った方が有利とされている。
それを深く理解している両プレイヤーのじゃんけんの拳にもいつも以上に気合が入るのも頷ける。
そして先行を手にしたのはこの男であった。
先行 卯っパー
第一コーナーを制した卯っパーは渋い顔をしながらも3枚マリガンすることを選択。
それに対してゆうごは少し考えたのちに1枚だけマリガンする事を決めた。
先行を取った卯っパーは〈ヒートショット〉にライド。スキルを使用し手札を整えると静かにターンを返す。
対してゆうごは〈パドミニ〉にライドし1ドロー&クイックシールドを獲得。
パドミニスキルで旧アーシャを獲得の後クイックシールドを捨てそのままアタックに入る。
卯っパーはノーガードを選択。
両者トリガーを捲らないままターンを終える。
卯っパー 表1 ゆうご 0
返しのターンに卯っパーは〈バーサークドラゴン〉にライド。スキルを使い退却できるユニットはいないが順調に山札を掘り進める。
そしてv裏に〈ヒートショット〉をコールしそのままアタックステップへ入る。
ノーガードを宣言したゆうご。ここでも両者トリガーを引くことなくそのままこのターンは終了。
卯っパー 裏1 ゆうご 表1
続くゆうごの第二ターン。〈アネルマ〉にライドしそのスキルで1ドロー&v裏にプラントトークンをスペリオルコールする。
これ以上の展開はせず手札を温存したままアタックステップへ入る。
力強いノーガード宣言。ゆうごは捲るカードに力を込めるがここでもトリガーを引けない。
卯っパーはクリティカルをトリガーするもののこれ以上の追撃は無くそのままターンが返される。
卯っパー 表1裏1 ゆうご 裏1
このターンの力強いノーガード宣言。
かげろうデッキはCBを要求するカードが多くそれを熟知している卯っパーの自信の現れが垣間見れた瞬間である。
卯っパーの笑顔は止まらない。
召喚口上を唱え切り札である〈オバロx〉を惑星クレイの戦場へと降臨させることに成功したのだ。
(使用 フォースⅡ)
そのまま左右の前列リアガードサークルにそれぞれ〈イグニロード〉と〈バーサークドラゴン〉を送り出す。
ここでは〈イグニロード〉のスキルだけを使い〈オバロx〉を回収することが出来た。
アタックステップに入るとまずは〈バーサークドラゴン〉でvに攻撃を仕掛けるがゆうごはここの攻撃をガードすることを選択。
迷わず〈ヒートショット〉のブースト
〈オバロx〉でvにアタック。
覚悟を決めたゆうごはノーガードを宣言。
ここのトリガーチェックとダメージチェックで全てが決する可能性もある中に出たのは...
1枚目 クリティカルトリガー!
2枚目 ノートリガー
ゆうごはこの攻撃で3点を受けるのが確定してしまった...!
ダメージチェックで1枚クリティカルをトリガーをしたがしかし...
この攻撃は本気ではない。
迷わず手札を捨てるスキルを選択し〈オバロx〉をスタンド&攻撃力を上げて再度攻撃を宣言する卯っパー!
この攻撃が通ってしまうとその時点でゆうごの敗北は決定する!
しかしここで大事に温存していた完全ガードを使用し2回目の攻撃を防ぐことに成功。
卯っパーのトリガーチェックは...ノートリガー
このターン何が何でもファイナルターンにしたい卯っパーは最後のスキルを使い〈オバロx〉をスタンド。
トリガーチェックは出来ないもののクロス最後のアタックに力を込める。攻撃が通るとその時点でゆうごの未来はないが果たして結果は......
ゆうご「完全ガードォ!!!」
初手から大事に温存していた完全ガードで見事
ゆうごはこのターンの〈オバロx〉の先行3連撃を見事防ぎきったのだ!!
そして残ったリアの〈イグニロード〉のアタックは迷わずノーガードを選択しダメージを受けたのだ。
卯っパーはターン終了を宣言。
卯っパー 裏2 ゆうご 裏1 表4
首の皮1枚繋がったゆうごに残された勝ち筋は自らがG3にライド出来る最初で最後のこのターンで全てを終わらせること。
気合いの雄叫びを上げたゆうごはすぐさま〈新アーシャ〉にライドしフォースⅠを獲得。
後退のネジを外したゆうごはすべての手札を使い〈スイートベリー〉〈アネルマ〉〈旧アーシャ〉〈花妖精トークン〉を絡めた現状組める盤面で最強の盤面を構築することに成功。
最後のアタックに入るゆうご
横の低いパワーのユニットはリアガードをアタックすることを選択しインターセプトを許さない冷静なプレイングで盤面を詰めていく。
そして〈新アーシャ〉でヴァンガードに攻撃
卯っパーは迷いなくノーガード
ここでクリティカルを2枚引くことが出来れば卯っパーのダメージを6にすることが出来る。
1枚目は
クリティカルトリガー!!
ここまで冷静な選択肢を取り続けてきた両プレイヤー。
もう、ここまで来たらリスクもプレイも関係ない。運が全てを左右するゲームだ。
しかし、この境地に至るにはここまでゲームに向き合い続け、状況を選択し、何らかのリスクを選んだ2人だからこそだ。
全てが決まるデッキトップ!
ゆうごがめくった最後のカードは...
〈ヒールトリガー〉
winner 卯っパー
友人のデッキを借り、想いを紡いできたゆうご
自らの勝利を追求し、終始冷静だった卯っパー
この2人のファイトは時間こそ短いものであったがギャラリーが沈黙に包まれるほどの熱戦であった。
この2人の想いと熱いファイトに敬意を表してこの文章を締め括らせてもらいたい。
おめでとうゆうご! おめでとう身内松川2冠王!